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ピッピ (穴久保)

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ピッピとは、穴久保幸作が手がける漫画「ポケットモンスター」シリーズに登場するポケモン。

登場漫画が「穴久保ポケモン」と呼ばれるのと同様に、区別のために「穴久保ピッピ」と呼ばれることもある。

概要

この漫画の主人公。性別は。一人称は「ぼく」だが、姿によっては一人称を変えている。近年では「おれ」。

覚えている技は、第一世代ピッピが覚える技一通りに加え、たいあたりまるくなるからのころがるメガトンパンチへんしんこわいかお、回転おうふくビンタ、めざましビンタ、ばくれつパンチかげぶんしんそらをとぶ(しかし、近年では重すぎて飛べない。)、つっぱりゆめくい、ねむる、なまける、ゆびをふる(しかし、効果がない)、このゆびとまれ(しかし、効果がない)、いばる(しかし、効果は無い)、にほんばれ(しかし、効果は無い)、うたう(ただし鼓膜が破れるそうになるほど下手)、はらだいこ(良い音がなる)かぜおこしなみのり(しかし、彼事態が金槌な為、サーフボードなどに細工をしなければ、泳げない)、かぎわける(空腹の時はトリフを発見した)、のしかかりバリアー(太陽光を活かして、ソーラービームを使用したこともある)、など(実際に使ってるわけではなくギャグのことも多い)。また、ピクシーフラッシュ(ピクシーに進化したときのみ)、怒りの爆発パンチ、前髪パンチ、ピッピパンチ、ピッピキックなどのオリジナル技などがある(しかし、当の本人は技を忘れていることが多い)。ピカチュウやバルキーなどとの合体技がある。

人間の言葉を理解して喋ることができる(ただし、これはこの漫画における大半のポケモンに共通している)。語尾には「〜〜ッピ」と付く。人間の言葉は理解しているものの頭は悪く、1+1を聞かれたとき、狸寝入りをするほど。

生粋のギャグ漫画であることと穴久保氏の画風から一般的な他の漫画やゲームにおけるピッピとは違い、顔がデカい。体格も一般のピッピに比べると大きく、体重は100キロはある(しかし、まだまだ太り続けているため100キロ以上はあると思われる)。初期は空を飛べたが太りすぎて飛べない。脂肪は武器やダメージを軽減するクッションや楽器やへそくりを隠すのに使っている。たまに「デブピッピ」と表記されることもある。その他にも作中では、「元祖デブポケモン」「いんちきポケモン」「ドジでまぬけでのろまのピッピ」「大食いのデブ」「デブ」と呼ばれている。また♂だからという範疇を超えて、「ヤロー!」「オラー!」など言葉遣いや性格がだいぶ汚い。

意地っ張りでへそ曲がり、寝てばかりいて、お調子者で、ナルシスト(モテないことを気にするほど)。食い意地が汚い、がめつい、品が無い、体臭も臭い、ドジで失敗ばかりである一方、どんなときも明るく、たまにはトレーナーであるレッドや仲間のため、人のために頑張ったりもする、優しいところもある。

ボケは言い間違いから親父ギャグ、下ネタなどなど。コスプレを行うこともある。近年では顔芸が多い。

バトルは基本しない。やる気の無い態度を見せたり、仮病や狸寝入りでバトルから話を逸そうとする。しかし、自分の快楽のためならその体型から思えないほどのスピードを出したりと驚くべき運動神経を見せる。またバトルスタイルも個性的で、自慢の体重攻撃から、放屁を使った攻撃、ピッピ人形を使った攪乱など、利用できるものはものはなんでも利用する攻撃を得意とする。しかし、ギャグやマグレや相手の失敗や他のものの力を借りての勝利が多いため、普通のバトルでは、大抵のポケモンにボロ負けする。

最も有名なセリフは「ギエピー!」で、単なるセリフの域を超えてこのピッピそのもの、果ては穴久保ポケモンの漫画そのものを指す代名詞として用いられることもある。バトルで大ダメージを受けたときのみならず、くだらないことを企んでしっぺ返しを受けたときなど、ことあるごとにこの悲鳴を上げる。

いとこにピカチュウがいる。出身はピッピ村。仲間のピッピも大勢いる。亜種として、ピッピの体から出てきた悪、デビルピッピまで存在する。

活躍

漫画第1話において、原作ゲームでは御三家フシギダネヒトカゲゼニガメの中からパートナーを選ぶところ、レッドがそれを放置してたまたま近くにいた野生のピッピを一目で気に入ったのが出会い。

レッドと旅に出てからは、ギャグ漫画らしい常識外れな戦法ばかりであったが、何だかんだ言ってジムリーダー四天王を撃破することに成功しており、実力は相当なものである。(しかし、これだけのバトル経験を積んでいるのにも関わらず、バトル未経験の初心者ポケモンに負けるほど、普段は弱い。)ロケット団にも要注意人物および要注意ポケモンでレッドと共に名前を挙げられるほど(一方、快楽などを提供されると、容赦なく悪に寝返る)。

作中では「世界でもっとも人気が無いポケモン」「アホポケモン」、「世界一のいんちきポケモン」「いんちきで有名なピッピ」「ポケモンの太りすぎが社会問題に」「デブポケモン」「あのピッピ」などなど、マスコミや博士たちなどが話題にあげるほど、人からの評価は悪い(しかし、そんな彼を好評価する、人やポケモンが後を絶えない。)

ポケモンを愛し、ポケモンと会話できる少年Nからは「き、きみは悪魔だ…。来るな、あっち行け!!」と言われた。

食い意地とがめつさから、人助けから悪事まで行う。しかし、ドジなため失敗ばかりしている。

戦いを教えたこともあり、やり方はスパルタ。しかし、生活面を習うと性格も体型もピッピになってしまう。

また、ピッピの細胞は凄まじく、バラバラになっても生きている、細胞が1つ1つがピッピになったり、放屁に意志があったり、花粉をピッピの形をした菌にしていまったり、魂だけで生きているなど、凄まじい。

ピクシー進化はできるが、劇中でピクシー姿が登場したのは一度だけであり、ピッピに戻ってしまっている。ピクシーの姿になるととてつもなく強くなる。また、ミュウツーとのバトルのときは、ミュウツーの遺伝子が入って中途半端な姿となり、「ミュウスリー」を自称したことがある(しかし、ミュウツーと互角以上に戦えるほど、強くなっている)。つきのいしを大量に食してしまい、進化し過ぎて爺さんポケモンになってしまったこともある。近年では平和を守る正義の戦士・ピッピマンになった(しかし、強さは普段の彼と一緒である)。

さらには、プラターヌ博士からメガストーンをもらい、頭は悪いが優しい心を持った、巨大ピッピにメガシンカした。

近年、ビンボーゆすりが強力であることが分かった。

備考

  • 上記のとおり、穴久保ポケモン自体が他のポケモンの漫画・アニメと一線を画すどころの騒ぎではないほど独特な漫画であり、このピッピもその例に漏れないが、後のアニメポケットモンスターアドバンスジェネレーション第86話にゲストとして登場したことがある。 サトシが「昔見て面白かった映画」として見る映画に登場する。相変わらず意地汚い性格であり、ヒメグマのハンバーガーを横取りして泣かせ、親のリングマにお仕置きされて「やな感じだっピー!」と叫ぶ内容。この時担当した声優は山口眞弓
  • 2021年の日本経済新聞の記事にはピッピがアニポケの主人公のパートナーに選ばれなかったことについて「漫画のポケモンで少し下品な存在になり、外された」と石原恒和が語っていた様子が記述されている[1]

脚注

  1. ポケモン生誕25年、「キャラはアイドル」の情熱 日本経済新聞 2021年1月21日 11:00 有料会員限定 (2021年1月25日閲覧)

関連項目

レッドのポケモン
手持ち ピッピ - ピカチュウ - ローブシン
別れた トゲピー - バルキー